2007年度 吉野 山灯り事業

山灯りから新商品誕生

―吉野が誇る吉野杉・和紙を活用した吉野ECOMO―

 吉野ウッドプロダクトは、吉野町商工会はH16年度にJブランド育成支援事業を機会に発足したグループで、吉野の自然素材の風合いを残しながら、工業化を模索していくことを目的に発足しました。メンバーは吉野 山灯り実行委員会の中心メンバーである素材業・集成材業・建具業・和紙職人・灯り作家など様々です。吉野地方は昔から知られる高級木材の産地として、又澄んだ水を活かした手漉き和紙の産地として、自然素材を何百年もの間大切に育んできました。吉野材は木造住宅の建築用材として、吉野宇陀紙は掛け軸の裏打ち用材として、和の文化の一旦を担ってきましたが、日本人のライフスタイルの変化と共に、これらの市場は限りなく少なくなってきました。しかし、同時に環境や健康に対する関心も高まりつつありました。
そこで、吉野の良質の素材と伝統の技に、先進の技術が加わることで新たな可能性を求めました。
従来吉野にあった薄肉化を行う為のスライス加工技術に、県外企業が所有するマイクロスリット加工・撥水処理と染色を加え、同時に皮素材と織り上げていくことで、吉野材は更に豊かな表情を持ち、様々な用途に相応しいロール状(反物)の新素材として生まれ変りました。この素材を利用して作られたのが、写真のボーダー柄のカバンです。
 これは和紙素材にも利用でき、和紙素材の反物も出来上がりました。さらに和紙を様々な手法で染めて、同じスリット加工を施し、今度は皮を芯材として用い、その周りを和紙で包んで、様々な幅や形状の紐を作り上げました。表面は撥水処理を行い水や汚れから守り、使いやすい素材として作り上げました。この紐を利用してカバンや写真のような和紙のベルトが出来上がりました。これらは、吉野が育んできた本物の素材と伝統の技術があってはじめて可能となるものばかりです。

 これら以外には照明器具・クロック・テーブル小物・パーティション等様々な商品を作り上げました。これら吉野の素材で作られた新たな商品は、今年の2月13日〜17日まで東京のお台場にあるビックサイトで開催された「東京国際ギフトショー・伝統とモダンの日本ブランドブース」に出展し、素晴らしい評価を得ました。そこで、地元吉野の方々や山灯りにお越しの方々にも、是非見ていただきたいと思い、山灯りテーマ館に商品を展示させて頂きますのでご覧下さい。

展示する予定の商品






■ カバン類



YOSHINO華鞄

YOSHINO網代鞄

YOSHINO編鞄
草木染や杉皮和紙以外にも
様々なカラーバリエーション
を取り揃えた和紙と革バック
網代鞄は革のコラボレーションバック
編鞄は、革を芯材にして周りを和紙で
包んだ和紙紐を編んだバックです



■ ファッション小物







YOSHINO編ベルト
YOSHINO財布
革を芯材にして周りを和紙で包ん
だ和紙紐で編み上げたベルトで
バックルにも木を使っています
黒をベースとした牛皮に鮮やかな
吉野の和紙をコラージュしてます
オシャレな逸品です



■ 照明器具









吉野AKARI
森の精
吉野桧としわ加工した和紙
を使って、出きるだけ飽き
のこないシンプルなデザイン
桧を薄くスライスし重ね
合せた灯りは、夕陽の色に
近くリラックさせてくれます



■ 時 計



時遊(掛時計)
時遊(置時計)
和紙の持つゆっくりとした
時の流れを形にしました。
外枠には吉野材を使いました。
吉野杉・吉野桧・神代杉を使って
シンプルなトライアングルにしま
した。アバウトな時を楽しめます。



■ テーブル小物






寄木敷
UTAGE(吉野のおもてなし)
置時計と同じ材料を使用し
更にスリムにしたコースター
組合せ方で立体にも見えます。
吉野杉の綺麗な目間を使った料理
膳。特別なゲストに四季折々の
料理を、心をこめておもてなし

■ パーティション


好き間

殺伐としたオフィスなどにも、吉野杉・吉野桧を使った間仕切りを置くことで潤いが生まれます。この壁にはスペースウッドのアルミピーリングが着いており、必要に応じてCDやDVDの収納ケースを壁に取り付けることや、写真・花などを置く棚を自由に付けることが可能