山灯り2007

山灯り2007


第9回山灯り塾の軌跡

第1日目 5月20日(日)
 今年は大学等の団体参加がなかったので、定員に満たない参加者でしたが、この為1日目の受講から、千田先生から実際の機械を使って灯りづくりのモデル講習が行われました。この少数精鋭のメンバーが後ほど素晴らしい作品を生むキッカケになりました。午後からは、今までのコースとは違う「産業まるごと体験ツアー」が行われました。塾生はマイクロバス2台に分けて、まず吉野の水分の山である青根ケ峰に向いました。ここに降る一滴の雨粒が流れを集めて喜佐川に注ぎ、万葉の故地である宮滝の「夢のわだ」で吉野川に合流します。この青根ケ峰から降る雨が、吉野杉や桧に命を与えていきます。展望台からは吉野の林層を眺め、参加者は吉野の先人達が育成し続けてきた吉野林業の話を受け、次にこれらの歴史を確かめるべく250年生の吉野杉の巨木が並ぶ森に向います。江戸時代灘・伊丹や伏見の清酒を大消費地江戸に運ぶ最高の器(樽)として吉野の目込みの杉が使われて以来、ここでは最高級の杉を育ててきた聖地です。この聖地で「産業まるごと体験」は終了し、参加者は帰路につきます。

第2日目 6月16日(土)
  第1回目から1ヶ月後、第2回目の塾となります。この1ヶ月で塾生は、吉野でのイメージを思い起こし、まずペーパーで照明器具のデザインを施し、素材を実行委員会に注文します。同時に大光電機鰍ウんが毎年のソケット・電球等のご支援もあり、2回目からは吉野高校で加工作業にとりかかります。又使用する紙も自分で漉いた紙でとこだわる人には、実際に工房に移動して紙を漉いていただいた。そして吉野高校林業林産の作業場では、昇降盤・サンダーで作業する人々等様々で、あっというまに午前の講習の時間は終了しました。

山灯り交流会
 今までは、2日目終了後に吉野山の民宿でお酒と、料理のある交流会を行っていましたが、昨今は飲酒に対する主催者責任が大きく問われますので、今回は2日目の昼食会をスタッフと塾生の交流会の場と位置づけました。吉野高校さんの一室をお借りして手手巻き寿司・サンドイッチ・うどん等のバイキングスタイルで、昼食会を行いました。
 食事が一段落して、会場で大型TVを利用して昨年の受賞作品の分析と、今年度コンテスト展に対する「傾向と対策」が、千田先生の方から行われました。この勉強会も塾生のレベルを上げる一つの要因となりました。

第3日目 6月17日(日)
 いよいよ塾の最終日。今年から少し早く9時30分のスタートから会場。早速サンダーや自動カッターを使い作業に取り掛かかりました。又今年も数社の新聞取材があり、塾生の作品はその片鱗を徐々に現し始めました。
そして午後3時塾生は一斉に作業を止め、途中の作品もすべて中央の机に並べ、千田先生からの総評が始まります。ここで一人ひとりが作品の意図を皆の前で発表すると、先生が一人ひとり素晴らしい点を評価してくれ、こうする方が更によくなる点をアドバイスしてくれます。このアドバイスにより1ヶ月後の作品は格段によくなっていきます。
最後に1ヶ月後のコンテスト展の説明を行い、記念撮影で第9回目の山灯り塾は終了した。


問い合わせ
吉野 山灯り実行委員会事務局(吉野町商工会内)
TEL0746-32-3244 FAX0746-32-8317
E-mail wakwak@yoshino.ne.jp