山灯り2008

山灯り2008


第10回山灯り塾の軌跡

第1日目 5月12日
  昨年までは1日目を吉野製材工業協同組合の会議室で行っていましたが、今年は1日目から吉野高等学校で開催することになりました。千田先生から灯りの基礎的なレクチャーと、地元事業者からの素材(吉野材・割り箸・和紙)の特性の説明の後、塾生に実際に方眼紙を使ってスケッチをしてもらいました。これによって、必要となる素材を確認してもらいました。午後からは、今までのコースとは違う「産業まるごと体験ツアー」が行われました。塾生はマイクロバスに乗り、まず吉野の水分の山である青根ケ峰に向いました。ここに降る一滴の雨粒が流れを集めて喜佐川に注ぎ、万葉の故地である宮滝の「夢のわだ」で吉野川に合流します。この青根ケ峰から降る雨が、吉野杉や桧に命を与えていきます。森林組合の坂本さんよりここから見える吉野の山々の説明を受けます。参加者は吉野の先人達が育成し続けてきた吉野林業の話を受け、同時に修験ルートの一部を歩いていただきました。1日目は吉野の山々の風景を心に刻み、塾生は家路につくことになります。

第2日目 6月21日(土)
  第1回目から1ヶ月後、第2回目の塾となります。この1ヶ月で塾生は、吉野でのイメージを思い起こし、まずペーパーで照明器具のデザインを施し、素材を実行委員会に注文します。同時に大光電機鰍ウんが毎年のソケット・電球等のご支援もあり、2回目からは吉野高校で加工作業にとりかかります。又使用する紙も自分で漉いた紙でとこだわる人には、実際に工房に移動して紙を漉いていただきました。そして吉野高校林業林産の作業場では、昇降盤・サンダーで作業する人々等様々で、あっというまに午前の講習の時間は終了しました。

山灯り交流会
  昨年から2日目の昼食会をスタッフと塾生の交流会の場と位置づけました。吉野高校さんの一室をお借りして手巻き寿司・サンドイッチ・うどん等のバイキングスタイルで、昼食会を行いました。食事が一段落して、会場で大型TVを利用して昨年の受賞作品の分析と、今年度コンテスト展に対する「傾向と対策」が、千田先生の方から行われました。この勉強会も塾生のレベルを上げる一つの要因となりました。

第3日目 6月22日(日)
 いよいよ塾の最終日。早速サンダーや自動カッターを使い作業に取り掛かかりました。又今年については、塾生は家から道具を持ち込む方もおり、又マナーよく高校の機械を使っていただいたので、スムーズに加工作業は終了しました。
そして午後3時に塾生は一斉に作業を止め、途中の作品もすべて中央の机に並べ、千田先生からの総評が始まります。ここで一人ひとりが作品の意図を皆の前で発表すると、先生が各人別に素晴らしい点を評価してくれ、こうした方が更によくなる点をアドバイスしてくれます。このアドバイスにより1ヶ月後の作品は格段によくなっていきます。
最後に1ヶ月後のコンテスト展の説明を行い、記念撮影で第10回目の山灯り塾は終了した。


問い合わせ
吉野 山灯り実行委員会事務局(吉野町商工会内)
TEL0746-32-3244 FAX0746-32-8317
E-mail wakwak@yoshino.ne.jp